見送る言葉を英語で言いたい。
もうすぐ入学式。早いもので子供達が初めて小学校に入学してから、すでに6年が過ぎようとしています。
世界的にステイホームの風潮の現在。
子供達が学校に通うことができる当然の権利。当たり前の日常がなくなってしまうと、どんなにありがたいことだったのかがしみじみと感じられます。
私たちの住む地域ではもうすぐ学校が始まります。
親として心配はつきませんが、子供に必要なことをしっかり考えていきたいと思っています。
みんな最初は初心者だった。
子供達が小学校に入学してから最初の一週間くらいは私と一緒に小学校に通っていました。
自宅から小学校までは大人の足で7分くらいの近距離。一年生の足だと10分くらいかかる場所にあります。
そして、難関と思われる車が通る可能性のある道を横断する箇所は一箇所だけ、という恵まれた通学コース。
でも、こんなルートでも最初は本当にハラハラ。
特にユウは知っている人がいれば、すぐに話かけてしまい違うルートに行ってしまうし、気になる虫でもいようものなら時間が立つのも忘れてしまう。
もしも悪い人がコウをそそのかして連れていったら・・。
そんな道草や帰り道の出来事を想像していると、とても家までたどり着かないんではないかと思ってしまいます。
一番最初に一人で学校に送り出した時はものすごーくお互いに不安だったと思います。
おそらくその時に二人が言った、
「いってらっしゃい」
「いってきます」
には、強い気持ちがこもっていたと思います。
お母さん 「いってらっしゃい」
(車には絶対気をつけて、必ず無事に帰ってくるんだよ!)
ユウ「いってきます」
(ドキドキするけど、もう一年生だから一人で行けるよ!)
こんな感じでしょうか。
で、英語にしたらどうなるの?
最初にずばり言ってしまうと、直訳はありません。
そもそも「いってらっしゃい」というのは、日本語特有の言霊文化が反映された言葉で「行って、また無事にここへ帰ってきてくださいね」という意味合いが含まれています。
そういった言葉は英語にはありません。
それでは英語圏の人が出かける時はどんなことを言うのでしょう?
「Have a nice day.」
(良い1日を!)
一番一般的で、デイリーなフレーズがこちらになるようです。
確かに海外でコーヒーを買った時、
お店の人 『Have a nice day!」
お客さん 「You, too」
こんな場面を何度も見ました。
また、私がサンフランシスコで夜バスに乗っていて降りようとした時、
運転手さん 『Have a good night!』
と言ってくれました。
英語圏では、こんな風に「Have ~』を使って、表現することが多いようです。
例えば、週末なら『Have a nice weekend!」
旅行の時は『Have a nice trip!」
楽しい行事の時には『Have a good time!」
このように、後ろを変えることでいろんな表現が可能です。
いってきますの代わりに・・。
子供を送り出す時には
お母さん『Have a nice day!」
(楽しんできてね)
子供 『See you, mom!」
(また後でね、お母さん)
こんな感じが自然ですね。
日本では使う機会もないかもしれませんが、知っておくと便利なフレーズです。
実はネイティブは「How are you?」には「I’m fine」と答えません。
↓詳しい解説はこちらの記事でどうぞ。
>>「How are you?」にネイティブは答えない理由【ネイティブなら何て言う?】
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