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【やさしい英語でおもてなし】海外ゲストをもてなす伝わりやすい英語のルール

外国人へのおもてなしとは?

おもてなしとは、英語で言うと「hospitarity」と言います。
外国人にとっての「hospitarity」とは、親しい友人を家に招き、もてなすイメージです。
家に訪ねてきたお客様に対しての
日本語でも「ホスピタリティー」という言葉は存在しますが、どちらかといえば、ホテルやレストランなどの業務用のもてなしレベルで使われていますね。
象徴的なのが、日本では人の家にお邪魔したときには
「お構いなく」
と言って、ホストに気を遣わせないようにするのが美徳です。

でも、英語圏では違います。
Thank you for your hospitality.
(おもてなしありがとう)

という決まり言葉があります。
おもてなしとは
楽しい時間を過ごさせてもらっている時や、最後にホストに対してかける決まり文句です。
英語の「hospitality」という言葉には、ゲストにとにかく楽しんでもらうという意味があるのです。
その中には、「異文化を体験する」ということも、もちろん含まれます。
東京オリンピック2020では外国人のゲストもたくさん日本に来ることが予想されます。

そこで、この記事では海外のゲストをおもてなしするために必要な英語について学んでいきましょう。

おもてなしに使えるフレーズの学習はこちらの動画でできますよ!

英語圏の常識も知っておこう

日本も先進国の一つですが、欧米と大きく違っている常識が「レディーファースト」です。
欧米で生活をしてみると実感しますが、このレディーファーストが徹底されているのです。

では日本ではどうかといえば、男女平等になってからかなり経っているにもかかわらず、いまだに女性の立場はそれほど変わっていません。
家事も育児も女性が担当して当然、朝の通勤ラッシュに子連れの女性がいれば邪魔者扱いをされるような国です。

実際アメリカからALTの仕事をするために日本にやってきた女性は、朝の混み合う電車でサラリーマンの男性に押し除けるようにされたり、エスカレーターで平然と追い抜きをされたとびっくりしたように話していました。

レディーファーストの習慣が根付いていない日本ですが、実は「弱いものには優しくする」という当たり前の行動です。
この機会に是非、欧米の良い習慣を取り入れてみてください。

レディーファーストのやりかた

・乗り物は乗る時は男性が先で、降りる時は女性を先にする
・男女が並んで歩く時は、道路側を男性内側が女性になるようにする
・扉がある時は、男性が開けて女性を先にいかせる
・座りやすい上座のような席に女性を座らせる

海外のゲストは「空気」は読めません

日本では当たり前のように使われている「空気を読む」と言う言葉。
言葉にしなくても、態度や雰囲気で察することができるのが、気が利いているということになるのが日本の文化です。
でも、基本的にこういったことが通用するのは日本だけです。

「空気を読む」や「本音と建前」など、言葉と気持ちが違っていることがあるのが日本ですが、英語圏では全く違います。
何かして欲しいことがあるのなら、言葉で伝えないと伝わりません。
この違いは日本語はこのハイコンテクスト文化で、英語はローコンテクスト文化だから起こります。

>>ハイコンテクスト文化とローコンテクスト文化についてはこちら

日本人同士だと「言ったら失礼なのでは?」ということを態度で表して、わかってもらおうとしますが、これでは英語圏の人には伝わりません。
例えば、夕食に誘われた時に「たまった勉強を片付ける」と答えても英語圏の人には「断っている」ことは伝わりません。

日本語と英語圏の文化は違うと言うことを理解した上で、言いたいことはできるだけ明確に言葉にするようにしましょう。

英語で伝わる道案内&観光案内

おもてなし英会話といえばまず思い浮かぶのが、案内の英語です。
道案内については、今は小学校の英語の時間にも学習をするほどメジャーになっています。

使う言葉は、「右」「左」「まっすぐ」「北の方」「向こう」など英語で聞いても簡単な言葉で対応可能です。
できることなら、「please」などを使って丁寧な言い方を心がけたいものですね。

実は日常で使う単語は中学で習ったもので十分使いまわせるのです。
学び直しはこちらでできます。

電車で使えるおもてなし表現

Does this go to Akihabara?
(この電車は秋葉原に行きますか?)

Yes, there’re 3 stops to Akihabara.
(行きますよ。三番目の停車駅が秋葉原です。)

Could you tell me how to get to Shibuya?
(渋谷への行き方を教えてください。)

Sorry, I’m not sure.Let’s ask.
(すみません、ちょっとわからないので聞いてみますね。)

Does this stop at Shinjuku?
(この電車は新宿にとまりますか?)

Yes, it does.
(はい、とまります。)

Where can I buy a ticket?
(切符はどこで買えますか?)

You can get it over there.
(向こうで買えますよ。)

How can I get a ticket?
(切符はどうやって買えばいいですか?)

The ticket machines over there.
(あっちに販売機がありますよ。)

自己紹介でおもてなし表現

I’m Ken, and you’re…?
(僕はケンです。あなたは?)

I’m John.
(僕はジョンです。)

Nice to meet you,John.
(はじめまして、ジョン。)

Nice to meet you.too. Ken.
(はじめまして、ケン。)

Where are you from?
(どこから来たのですか?)

I’m from England.
(イギリスです。)

How about you, Ken?
(あなたは?ケン。)

I’m from Tokyo.
(僕は東京出身です。)

Where do you live in?
(どこに住んでいるんですか?)

Osaka.That’s western Japan.
(大阪です。西日本の方です。)

What do you do?
(お仕事はなんですか?)

I’m a bank officer.
(銀行員です。)

日本の不思議を解説するおもてなし表現

How much is rent?
(家賃はどれくらいですか?)

Rent is really high in Tokyo.
(東京の家賃は高いですね。)

Why are women in Japan so skinny?
(どうして日本人女性はやせているの?)

They think the thinner, the better.
(痩せれば痩せるだけいいと思ってるからです。)

Why don’t you wear a kimono?
(どうして着物を着ないの?)

It’s hard to put on.
(着付けが難しいんです。)

What’s the traditional food in Japan?
(日本の伝統的な食事はなんですか?)

Rice And Miso soup, I think.
(味噌汁とご飯だと思います。)

まとめ

おもてなし英会話で大事なのは、正しい英語を話すことよりも笑顔と一生懸命伝えることです。
文法に自信がないからといって、ダンマリをしてしまうのは一番やってはいけないことですね。

この記事で紹介した通りに話すことができなくても、間違えても、伝えることができて、会話になれば次につながります。
東京オリンピックは、日本にたくさんの海外のゲストが訪れるビッグチャンスです。

たくさん英語にふれて、英会話の楽しさを感じてみましょう。

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