英語を学んでいる人なら「おめでとう」を伝えるフレーズとして、すぐに出てくるのは
「congratulations」でしょう。
忘れてはいけないのは、最後の「S」です。
たくさんの「おめでとう」いっぱい束にして、
それを「congratulations」の言葉にしているイメージです。
ですから「S」は絶対に必要になります。
今回の記事は「結婚おめでとう」や「昇進おめでとう」など
「おめでとう」についての言い回しの記事です。
日本語だと同じ「おめでとう」ですが、英語だとどうなるのでしょう。
「Conglaturations」
だけで全て日本語と同じように伝えることができるのかを解説します。
Congratulations.の正しい使い方
結婚式で「Conglaturations」は言わない理由
Congratulations.
(おめでとう!)
お祝いをしたいと思った時にはすんなり飛び出すワンフレーズ。
覚えやすいし、ワンフレーズで済むのでとても便利な言葉です。
ただこの言葉、実はもともと「努力したことに対して」向けた言葉なのです。
だから結婚式で新婦に「Congratulations.」と言ってしまうと、
「いやー、あなたよく結婚できたわね。良かったね」
といったニュアンスになってしまうのです。
ですから、昔から結婚式ではあまり使われなかった言葉です。
逆に新郎に送る言葉としては問題ないとされていました。
「こんな素敵な奥さんを努力して射止めたんだね」
という努力に対してのお祝いになるからですね。
トラディッショナルな結婚式のお祝いの時には、こんな言い方があります。
I wish you every happiness in the future. どうぞお幸せに。
I'm so happy for you. 心から祝福します。
Best wishes. おめでとう。
Lots of love today and beyond. ずっとずっとたくさんの愛を。
入学や卒業式、昇進での使い方
「Congratulations.」が努力した場合についてのフレーズだということがわかりました。
では、入学や卒業式での言い方はどんなものがあるのでしょう。
Congratulations for being accepted into Tokyo University. (東京大学の入学おめでとう!)
Congratulations on your graduation ! (卒業おめでとう!)
Congratulations on your promotion ! (昇進おめでとう!
上の例文で「on」と「for」があったことに気づきましたか?
実はちょっとした意味があって、使い分けをしているのです。
on:相手にとって良いことが起こった場合に使う。
for:相手が何かを達成した努力に対して使う。
このように前置詞を使いわけます。
日本語の場合の(卒業おめでとう!)と違って、『おめでとう」が先にくるのも英語の特徴ですね。
決まった行事に対しては「Happy」を使って祝う
では同じおめでとうでも「Conglaturations」を使わない場合を解説します。
結論から言うと、「決まった行事」に対しては「Conglaturations」と言いません。
具体的な例を紹介しますね。
決まった行事には「Happy」を使う
Happy birthday ! (お誕生日おめでとう!)
日本語でももう浸透している「ハッピーバースデー」。
「お誕生日おめでとう」の意味で使われています。
他にもこんな行事の時には「Happy」を使います。
Happy Valentine’s! (バレンタインデーおめでとう!)
日本ではバレンタインの時に、あまりお祝いの言葉を使いませんね。
海外だとバレンタインの時には、「Happy」の言葉でお祝いをします。
Happy Halloween. (ハローウィン、楽しみ!)
ハロウィンも日本では「Happy」は聞きませんが、海外だと良く使います。
日本では「Trick or treat?」がメジャーなフレーズになりましたね。
Happy New Year! (あけましておめでとう!)
海外ではクリスマスの言葉と一緒に使われることが多いです。
Merry Christmas and happy New Year. (メリークリスマス、そして良い年をお迎えください)
日本で良く知られている「happy New Year」
年賀状で使われているのもよく見かけます。
ちなみに「A happy new year!」という風に日本では使っていることが多いですが、
正しくは「Happy new year!」と言います。
クリスマスのお祝いは特別
クリスマスのフレーズだけは、特別で「Merry Christmas」と言います。
日本でもおなじみですよね。
「Happy Christmas」
も使われていますが「Merry」の方がメジャーな言葉です。
「Merry」は「陽気な」という意味で使われる言葉です。
「Merry Christmas」
のようにお祝いのフレーズとして使うのはクリスマスだけです。
お祝いの気持ちを伝えるのが大事
日本語と違って、いろんな言い方があるのがわかりましたね。
一番メジャーな「congratulations」は細かいことを言えば、実は発音も難しいのです。
「congratulations」
日本人の苦手なLとRの発音が同居しているやっかいなフレーズ。
発音の際は最初の「 r 」を思い切って発音しましょう。
「congratulations」は結婚式には使わないと書きましたが、現在はカジュアルになってきていることもあり、気にしないで使っている場合もあるようです。
お祝いの気持ちが伝われば、結婚式の時に「congratulations」と言って嫌な気持ちになる人はいないですからね。
この記事でご紹介したことを理解して、ぜひ生活に活かしてくださいね。
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